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【書評】タイトルに惹かれて「女流官能小説の書き方」を読んでみた

読書

女性が官能小説を書いていると思うだけでなんだか淫靡な香りがするというのにその書き方が読めるなんてサイコー!!

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キャッチコピーには、「妄想好きなら誰でも書ける。人物設定、ストーリー、濡れ場、用語まで第一人者が徹底指導。」とある。

妄想好きなら誰でも書ける。とりあえず条件はクリアしているようだ。

加えて、徹底指導・・・第一人者に徹底指導して頂けるのだ。これを見たとき、僕は買うしかいなと思った。そしてこの書評に至るのである。

 

ってことで「女流官能小説の書き方」を読んでみました。

 

まず、確認しなければならないことは、著者は本当に女性なのか?という点である。女性っぽいペンネームを使っていて実は男性だったというようなオチがあってはいけない。飲み屋で綺麗な女性と意気投合し、いざゆかん!と思ったときにニューハーフだと気づくようなものである。なんともマヌケだ。

 

著者のプロフィールを見てみよう。

藍川京

官能小説家。熊本県生まれ。福岡市立福岡女子高等学校卒業後、現代文芸研究所の田端信氏に小説の指導を受ける。1989年、『卒業』(後に『華宴』と改題)で作家デビュー。

 

問題ない。著者は紛れもなく女性の官能小説家だ。しかも女子高卒である。今現在いくつになっていようが女子高卒であることに変わりはない。高評化である。

 

著者のホームページも見つけたが、写真は敢えて見ないことにする。現実は残酷だということを十分に知っているからである。

 

 女流官能小説の書き方

今や官能小説は、女性が書いて、女性が読む時代。だが、男性と違って女性読者はセックス場面だけでは満足しない。そこに至るまでのストーリーと心理描写に納得したいのだ。では、それはどう書けばよいのか?官能と普通の小説の違い(男女の興奮の差、フェチ描写等)から、種類(不倫、SM、近親相姦、熟女の手ほどき、時代もの等)、書き方(登場人物、舞台、展開、濡れ場、心理描写、小道具、表現&用語等)、作家になる方法までを徹底伝授。官能小説の第一人者による小説指南。

 

女性が書いて女性が読む時代・・・らしい。女性が官能小説を読むとは知らなかった。僕の中では未だに女性のそういう面はブラックボックスなのだ。いや、もちろん女性用のAVなどが存在していることは知っているが、あくまで架空の存在だ。実際に女性が官能小説を読んでいたり、AVを見ている姿をこの目で見たことが無いので信じることができない。

 

見ることができなければ存在しないのと同じことである。

 

僕の恥ずかしい面がさらけ出されてしまったところで目次を見てみると、

 

序章  私が官能小説を書いたきっかけ

第1章 官能小説とは何か

第2章 官能小説の種類

第3章 官能小説の書き方

第4章 官能作家になるために

 

こうやって見ているとゲシュタルト崩壊を起こして「官能」という文字がよくわからなくなってくる・・・というか官能ってなんだっけ?と思ったので調べてみた。

 

かんのう【官能】

耳・鼻・目など、感覚器官の働き。 「 -障害」
感覚器官を通して得られる快さ。特に、性的な感覚にいう。 「 -の喜び」 「 -をくすぐる」 「 -小説」

 

どうやら官能とは、「感覚器官を通して得られる快さ」をさすようだ。これでいくら官能という字を見ても迷子にならずに済む。

 

官能小説家になるためには

 官能作家になりたいあなたに向けて、「第4章 官能小説家になるために」を取り上げたい。官能小説を読む・書くことで得られるメリットについて触れられている。

 

体と体が触れ合わなくても、恋をする気持ちだけでも体に変化をもたらす。憧れの人を眺めたり、ひそかに思いを寄せて熱くなるだけで体は若返り、美肌になるのだ。表情も生き生きとし、魅力的に輝く。恋は免疫力をたかめ、健康にいい。書き手にとっても読者にとっても若返りの妙薬となる。

 

官能小説を書く・読むことによって恋愛を疑似体験し、自らの体をより魅力的・健康的に保つことができるのだという。疑似的な恋愛というと昨今の社会問題が頭によぎるが、それでも実際の体に効果が表れるというのだから不思議だ。

 

 

最後に、本書中で一番の熱を感じた一文を紹介したい。

 

書き手が燃えていない小説に読者が燃えるはずがない

 

官能小説以外の世界でも通ずるものを感じる。読者ありきではあるが、読者を意識しすぎるわけでもなく、作者の独りよがりでもなくバランスの良い地点というのを見つける必要があるのだろう。

 

官能小説家になりたい方、一読の価値あり。

 

 

おわりに

女流官能小説の書き方を読んで、これで僕はいつでも官能小説が書けるようになった。もう怖いものはない。妄想だって悪いものではないとのお墨付きをもらった。イマジネーションを胸に生きていこう。

 

本記事が皆さんの官能小説ライフに役立てば幸いです。

 

催眠術系のAVとか気になる方はこちらの記事がおすすめです。

stockeizoku.hatenablog.com

 

ではさいなら!